マー君の米国株投資

書斎から語る米国株投資

3月の米国株価のアノマリーを検証

 

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1991年から2020年までの30年間におけるダウ平均株価の変動をみると3月の月間騰落率は平均1.3%と月の中では4番目とまずまずの水準である。また、30年間のうち上昇19回、下落11回であった。

 

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アノマリー投資」(著者ジェフリーAハーシュ)によれば3月相場の特徴は、月初めに押し上げられて月末に打ちのめされる傾向がある。3月は中旬ごろに下げがちで時にはかなりの急落をみせることがある。また、第一四半期のおありでトリプルウィッチングの満期日であるためウォール街ポートフォリオの調整を盛んに行う。

 

※トリプルウィッチング…株式先物取引株価指数オプション取引、個別株オプション取引の3つの取引期限満了日が重なる日のこと。3月、6月、9月、12月の第3金曜日がそれにあたる。

 

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ところで昨年の3月の第3金曜日(2020年3月23日)は、コロナ危機の影響の中の終わり値の最安値(18591.93ドル)を付けましたね。今年も要注意だと思います。